【ウチャカシ】
ウチャカシは、座間味島の北部にある、巨大な水路や、遺跡のような地形が魅力的なポイントで、地形の好きなダイバーにはかなりおすすめのポイントです。対象レベルは中級以上のダイバーです。最大水深は40mほど。
遺跡のような階段状のドロップオフがあり、その回りをカスミチョウチョウウオが群れています。水深25mあたりのドロップオフには大ウミウチワがあります。
また、サンゴも美しく、ハタタテハゼなども見ることができます。そのほかによく見られる生物はヤギ。ゴロタのところにはハタタテハゼが多く生息しているのも見所のひとつです。大きなイソバナがあって圧巻。
回遊魚系も時々回ってきますから遭遇チャンスに期待できます。
【ドラゴンレディ】
ドラゴンレディは座間味島東部、トウマ浜の西端にある唐馬浜沖合いの白い砂・青い海が非常に綺麗なポイントです。初級者から上級者まで楽しめるポイントです。
ここは、なんといっても1989年の映画『彼女が水着に着替えたら』のロケ地です。撮影から20年以上、海中に翼や、胴体、コックピットや計器類などの一部とわかるものが、島の希望で残されたまま沈んでいます。
砂地に根が点在しており、キンメモドキの群れやユカタハタ、各種の甲殻類などが生息しています。沖合いの根にはスカシテンジクダイが群れが。クマノミも多く、ジョーフィッシュやカエルアンコウ、 ウミウシも多き見れるます。
【ニタ洞窟】
島の北西部にあるニタ洞窟とは、陸上から海中へとつながる洞窟で、洞窟内でリュウキュウハタンポやアカマツカサなどが群れに遭遇できるポイントです。
最大水深は20mほど、潮流も小さいので、初級者から楽しむことができます。
洞窟には大きく外窓があいているので、ほのかに明るく、また晴れた日には明るい光が差し込み、そのなかをミナミハタンポが踊る、という幻想的な光景をたのしむことができます。
ケーブは山有り谷有り迷路のように入り組んでいますからその地形が楽しみです。
豊富な種類のサンゴの棚が多くあるのも魅力です。
またイセエビやアオギハゼなども常連です。
【海底砂漠】
海底砂漠は座間味島の南にある嘉比島の東がわ、安慶名敷島との間にあるポイントです。
真っ白な砂地とエメラルドブルーの海水の美しさで人気のダイビングスポットです。真っ白に輝く砂浜がが水深20mまで続いているのが美しく、そのネーミングのとおり、まさに海の底にひろがる砂漠のようです。
ここはやはり、太陽の日差しが明るく差し込み、真っ白の砂を更に輝かせる夏場のダイビングがおすすめです。
対象レベルは初級者から上級者まで。最大水深は20mです。
海底一面に広がる白い砂漠を見渡すと、陸地の砂漠のように波によってつくられた砂丘もあり、砂紋もまた美しく、癒しのポイントです。ただしときに流れが強くなることもあるので注意しましょう。
【七番崎】
座間味島の北東にあるポイント、七番崎は、「カメ団地」と呼ばれるほど、たくさんのウミガメと遭遇できる、ウミガメファンにはたまらないダイビングポイントです。
水深は5mから最大水深は40mまで。
初級者から上級者まで楽しめる癒しのポイントといってよいでしょう。
沖の砂地では、マダラトビエイやナポレオンに遭遇することもあります。
潮の流れにうよっては、泳がずに流れにのっていくことができます。
ここでは、ハナゴイやノコギリダイ、アカヒメジの群れも常連で、サンゴが群生する場所では春先にコブシメも産卵にやって来たりして、カメはもちろん、生物の多さがここの魅力となっています。
【男岩】
男岩は、座間味島北東部にあるポイント。
慶良間を代表するダイナミックなダイビングポイントで、名前のとおり男性的な露出岩の周りを潮に乗って潜ります。
潮通しが良く基本的に流れがあるが、慶良間屈指の魚影が濃さが魅力です。
垂直のドロップオフが大迫力のここは、中上級者におすすめ。
岩の北側の絶壁にはカスミチョウチョウウオ・キンギョハナダイが群れているのがみられます。
南東側はソフトコーラの群生があり、通年ハナヒゲウツボの姿が。またナポレオンの遭遇率も高く、期待できます。
さらに潮があたれば回遊魚がやって来ます。
時として流れが強い時があるほか、流れが無いときも根を越えると急に潮流が変ることがあるので注意しましょう。
【知志】
座間味島の北部、切り立った崖の下にあるポイントです。
その切り立った崖が海中に続き、その壁から中へと続く洞窟があります。この地形がここのポイントの魅力です。
洞窟を泳いでいくと、天井の隙間から差し込む光が神秘的、かつ幻想的で、これぞダイビングの醍醐味、という光景です。
岩の狭い隙間で、ほかのダイバーさんとすれ違う際には、行きのダイバーは下を、帰りのダイバーは上を通ってスムーズに行き交います。
浅場には、数年前にオニヒトデによって受けた壊滅的なダメージから復活したテーブル珊瑚が育ち始めており、これも見所です。ここで見られる生物は、イソギンポ系・ウミウシ各種・イセエビ各種等いろいろ。運がよければコブシメ・カメ各種とも遭遇できます。
【唐馬】
唐馬は座間味島東部にある唐馬浜沖合いのポイントです。
砂地が非常に綺麗で、サンゴ・魚影・地形と三拍子そろった初級者から上級者まで楽しめる人気ポイントです。
浅瀬は真白の砂地で、沖合いにはユビエダハマサンゴが群生しており、その上にはデバスズメダイが舞っています。
ウミテング、ミナミホタテウミヘビ、デバスズメダイの大群など魚の宝庫。
そのほかチンアナゴ・クマノミ等も多く見られ、その癒される光景をみながら浅場でのんびり潜るのが楽しいポイントです。
また、毎年冬から春にかけて数ミリしかないカエルアンコウの赤ちゃんも見られます。
【灯台下】
座間味島の東側にあるポイント灯台下は大きなクレバスのある、地形に魅力のあるポイントです。ここの見所のもうひとつは、キンメモドキ、カスミアジ、カイワリ、スズメダイ、グルクン、キンチャクガニ、フリソデエビなどの生物たちです。
春から夏の間、壁一面にキンメモドキの大群が見られます。
そして運が良ければキンメモドキを捕食しに来るカスミアジやカイワリなど中型の魚が攻撃を仕掛けるシーンを目の当たりにできて、まさに自然の生物のありようを迫力満点で観察できます。
大きなクレバスを抜ければ、緩やかなドロップオフです。
そこにはスズメダイやグルクンの群れが見られます。
また10mほどの場所のゴロタをひっくり返してみましょう。
キンチャクガニやフリソデエビがいます。